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出穂時期の防除・強風被害

1.出穂時期の防除

出穂の前後にかけて穂いもちとカメムシの防除をする時期となります。特にカメムシは籾摺りをするまでは被害があるのかどうかわからないため油断しがちですが、十分予防をしてください。

剤形薬剤名散布適期使用量
希釈倍率
主な目的
粒剤 コラトップ粒剤 出穂30日前~
5日前まで
3kg/10a 穂いもち予防
スタークル粒剤 穂揃い期3kg/10a カメムシ・ウンカ予防
粉剤 カスラブバリダ
トレボン粉剤3DL
出穂直前3~4kg/10a 穂いもち・ウンカ予防
ブラシンジョーカー粉剤DL 穂ぞろい期 3~4kg/10a 穂いもち・カメムシ予防
液剤 ダブルカットトレボンフロアブル 出穂直前1,000倍
(60~200L)
穂いもち・ウンカ予防
ブラシンジョーカーフロアブル 穂ぞろい期 1,000倍
(60~150L)
穂いもち・カメムシ予防

※表示ラベルをよく読んで正しい使用をしましょう。

7月の終わりから8月の上旬にカメムシの発生が多くなるため、特にその地区で一番早く出穂する「あきたこまち」等に被害が集中しがちです。

毎年カメムシ被害が発生する圃場は、必ず防除が必要です。上の表を参考に適期に薬剤散布をしてください。粉剤又は液剤は、穂揃い期に上表の薬剤1回と、その7日後に「ジョーカー」又は「トレボン」の単剤を散布します。

何度も防除できない場合は、粒剤の「スタークル」剤を散布することをお勧めします。使用適期を間違えないように散布すれば、1回の散布でカメムシ防除ができます。

カメムシ被害の形態

2.強風による被害

台風シーズンは、大雨による被害も然りながら、風による被害も時には深刻な事態となります。

  1. 穂ばらみ期から出穂直後の籾が柔らかい時に強風に遭うと、穂がもまれることによる変色籾となり、不稔籾や屑米が増加し、収量が減少します。
  2. 穂ぞろい期前後に強風に遭うことにより「白穂」が発生する場合があります。
    これは風により急激に脱水することにより発生し、特に風が強く当たる畦際のイネで被害が目立ちます。
  3. 出穂20~30日後の比較的遅い時期に風に遭うと「青枯れ」となることもあります。こちらも「白穂」と同様に急激な脱水が原因となります。
  4. 強風による葉の損傷も被害につながります。イネは葉や茎に貯めたデンプンを籾に送ることにより米が充実します。そのため、葉が損傷すると供給されるデンプンが減るため減収します。特に、出穂期に近い時期の強風による被害が減収を大きくします。

3.対策

  1. 台風の接近が予測される場合は、できるだけ深水として株元の揺れや倒伏を少なくします。
  2. 台風通過後は、快晴となることが多く、イネは葉の損傷を受けて蒸散作用が活発になります。そのため、台風通過後も数日間は湛水を保ち、急激な脱水を防ぎます。倒伏して穂が地面についているものは、早急に落水して発芽や発酵などの品質低下を防止します。
  3. 収穫期が近い場合は、台風接近の前に倒伏や脱粒を防ぐため早めに収穫します。
  4. 地域によっては、白葉枯病が発生する場合があるため、常発地では台風通過後できるだけ早く薬剤散布を行います(使用する薬剤の使用方法に従って下さい)。
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