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ヤマノイモ(ジネンジョ)


ヤマノイモ(ツクネイモ)

ヤマノイモ(ツクネイモ)の栽培暦

栽培のポイント

  • 耐乾性が低いため、かん水が便利な場所で、排水良好な耕土の深い畑を選ぶ。
  • 冬期に完熟たい肥を多く施して深耕し、地力を増強させる。
  • よい種イモを使用し、一度栽培したら3年休作する。
  • イモの肥大期には敷わらをし、十分かん水する。

♦適応地域

津山盆地、美作台地


栽培管理

1.畑の準備

植え付け前年に、1aあたり完熟たい肥300kg、炭酸苦土石灰(粒)10kgを施して深耕する。

3月中下旬に、基肥を施して耕うんし、幅1.5mの畝を立てる。

施肥例(kg/a)

肥料名基肥追肥備考
炭酸苦土石灰(粒)10 追肥は、6月上旬、7月上旬、7月中旬、7月下旬の4回に分けて行う。
最初の追肥は、畝の肩及び中央に施用して覆土する。その後の追肥は畝面に施用する。
野菜いちばん7 
過燐酸石灰(粒)6 
S604 20

2.種イモの準備

350g程度で凹凸がなく、病気にかかっていないイモを、1aあたり22~24kg準備する。

種イモは首部(頂芽のある部分)を切り捨て、発芽を均一にするため外皮ができるだけ多く付くように「ミカン切り」して、1片を50~60g程度に切断する(図1)。


3.定植

平均気温が13~14℃の葉桜の時期がよい。種イモは切り口を上向き、または南向きにして、株間30~33cmの2条植えし、3~5cmの厚さに覆土する。

覆土後は、完熟たい肥や切りわら、もみがらくん炭などを散布するか、除草剤を利用して雑草を抑える。

4.芽かき

芽かきをしないとクズイモが多くなるので、2本以上出芽した株は勢力の強い芽を1本残して、他の芽を間引く。

5.支柱立てと誘引

図2を参考に、つるが畝全体に伸びてきた6月中旬ころに1.5~2mごとに支柱を立てる。

支柱の高さは1mの垣根型がよい。

支柱にビニールテープなどを用いて横縄を3段張り、これにつるを誘引する。

つるの伸長にあわせて1段ずつ横縄を張り、つるが均一に伸びるように配置する。


6.敷わら

乾燥防止のため、畝全面に稲わら、麦わら、刈草などを十分に敷く。

7.かん水

ツクネイモは梅雨明け後に肥大最盛期に入り、8月上旬以降の乾燥は収量、イモの形状に大きく影響するので、土が黒みを帯びた状態を保ち、乾燥させないように管理する。

土壌の乾湿差が大きくなるとイモの形状が悪くなるので、乾燥したときは軽く畝間かん水する。

かん水は、地温を急激に変化させないために、日没後または早朝に行う。畝間に8分目程度貯めたら、20分以内に落水する。

8.収穫

収穫は茎葉が枯死した後、晴天の日を選んで掘りとる。

充実したイモを収穫するには降霜後に行う。掘りとり時に、イモを傷つけないように注意する。

9.貯蔵

50~60cmにイモを積み上げ、乾燥しないように散水した後に10cmくらい覆土する。

その上にわら束を1~2層覆って防寒することで、比較的容易に貯蔵できる。

病害虫対策

病気

葉渋病、褐色腐敗病、モザイク病が発生する。

葉渋病対策は、多湿条件で発生しやすいので、通気をよくし、連作を避ける。

褐色腐敗病の対策は、ヤマノイモ類の連作を避け、種イモを消毒してから定植する。

モザイク病対策は、健全な種イモ利用し、アブラムシ類の飛来を防ぐ。

害虫

アブラムシ類、ハダニ類、ネコブセンチュウが発生する。

センチュウ類の対策は、連作を避け、健全な種イモ利用する。


協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


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