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ヤマノイモ(ジネンジョ)

ヤマノイモ(ジネンジョ)の栽培暦

栽培のポイント

  • 大きい種イモを使い、パイプ栽培する。
  • 生育中は、畑の乾湿の変化を少なくする。
  • 支柱は大型にして、光線が十分あたるようにする。

♦適応地域

全域


栽培管理

1.種イモの準備

繁殖方法は、ムカゴと切りイモの2通りあるが、ムカゴを利用した場合、種イモの養成に1年かかるため、収穫まで2年を要する。

ここでは切りイモの栽培方法について説明する。

700g以上のジネンジョを、1aあたり26~28kg準備する。

種イモ1個あたり100g前後になるように、手で折る(爪で切り口を付けると折りやすい)。

おがくずなどを詰めたトロ箱に伏せ込むと、20~30日で萌芽するので、萌芽したイモから順次定植する。

2.パイプの準備

パイプは市販のクレーバーパイプを利用し、病気のない山土を充填する。

パイプに入れる土の粒径が大きいと根部障害が発生しやすくなるので、パイプに詰める前に土塊を砕いておく。

3.畑の準備

2月中に、1aあたり完熟たい肥200kg、炭酸苦土石灰(粒)10kgを施し、深耕しておく。

3月中旬に基肥を施用し、1.5m間隔に幅30cm、深さ50~60cmの溝を掘る。

その溝に、山土を詰めたパイプを図のように埋設する。

パイプ埋設は、株間25~30cmの1列とし、パイプの口が地表面5cmくらい出るようにする。

パイプの口に、長さ30cmの「案内棒」を立てて、パイプの上20cmまで盛土する。

このとき、案内棒に下から20cm(種イモの定植位置)と25cm(盛土の位置)に印を付けておくと便利である(図)。


施肥例(kg/a)

肥料名基肥追肥備考
炭酸苦土石灰(粒)10 基肥は条施した後覆土する。追肥は畝面全体に施用する。
追肥は、7月上旬、7月中旬、8月中旬の3回に分けて行う。
野菜いちばん20 
過燐酸石灰(粒)4 
S604 12

4.定植

芽の長さが1~2cmになった種イモを、発芽部位を案内棒に添わし、25cmの印まで覆土する。

種イモから2本以上萌芽しているものは1芽に整理してから定植する。

5.敷わら

乾燥防止のため、7月上旬ころに畝全体に敷わらをする。

6.支柱立て

つるが伸びて倒れる前に支柱を立てる。

長さ2~2.5mのパイプまたは竹で合掌仕立てにする。

キュウリネットを利用するのもよいが、強風に耐える対策を考えておく必要がある。

7.かん水

土壌の水分が不足するとイモの肥大が劣る。

特に8月上旬~10月中旬は水分要求度が高いので、畑が乾いたらかん水する。

株元へのかん水は、病害発生をまねくことがあるので、株元から20cm以上離して行う。

8.収穫

10~11月ころ、霜が1~2回降り、つるが枯れてからパイプを引き抜いて収穫する。

病害虫対策

病気

葉渋病、褐色腐敗病、モザイク病が発生する。

葉渋病対策は、多湿条件で発生しやすいので、通気をよくし、連作を避ける。

褐色腐敗病の対策は、ヤマノイモ類の連作を避け、種イモを消毒してから定植する。

モザイク病対策は、健全な種イモを利用し、アブラムシ類の飛来を防ぐ。

害虫

アブラムシ類、ハダニ類、ネコブセンチュウが発生する。

センチュウ類の対策は、連作を避け、健全な種イモ利用する。


協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


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