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野菜の栽培方法
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ナス

ナスの栽培暦

栽培のポイント

  • 生育適温は22~30℃で、10℃以下では生育が停止する。
  • 耕土が深く、水はけ、日当たりのよい、よく肥えたほ場を選ぶ。
  • 土壌水分が不足すると果実の肥大が著しく悪くなるので、水が多く必要になる。

♦適応地域

全域


栽培管理

1.播種・育苗

育苗本数は1aあたり100株を目標に播種、育苗する。

種子は4ml用意し、育苗箱に2~3cm間隔で点まきする。

変温管理は日中30℃、夜間20℃で発芽まで行う。本葉1~2枚時に12cmポットに鉢上げする。

鉢上げ以降は15~30℃で育苗管理する。育苗が難しい場合は苗を購入する。

2.畑の準備

連作を避け、完熟たい肥200kg、炭酸苦土石灰(粒)10kgを定植の1ヶ月以上前に全面散布し耕うんしておく。

定植の2週間前に、野菜いちばん25kg、過燐酸石灰(粒)5kgを散布し、畝を作る。

畝は、1条植えで1.8mの畝幅とする。水田では30cm以上の高畝にしておく。

施肥例(kg/a)

肥料名基肥追肥備考
炭酸苦土石灰(粒)10 追肥は、2kg/回を目安に適宜施肥する。
野菜いちばん25 
過燐酸石灰(粒)5 
S604 18

3.定植

(1) 定植の準備

土壌水分と地温を確保するため黒マルチを利用する。

適度な水分状態の時にマルチングを行う。

定植の1~2時間前にポットに十分かん水をして鉢土が壊れないようにしておく。

(2) 定植

マルチ被覆3~4日後、晩霜の心配がなくなった温暖で無風の日を選んで定植する。

株間80㎝で浅植えし、鉢土となじませるため軽くかん水する。

4.整枝・誘引

主枝と1番花の下から発生する腋芽1本とそれぞれから発生する勢いのよい腋芽を1本ずつ利用した4本仕立てとする。

これらより下側の側枝は早めに取り除く(図1)。

4本の主枝から発生する側枝は第1花の上1葉を残して摘心し、同時に第2・第3葉の腋芽を除去する。

果実を収穫する時に基部2節 まで切り戻し、この時点で第1葉に残しておいた腋芽が伸長して花が着生しているので、第1回目と同様に花の上1葉を残して摘心し、同時に第2・第3葉の腋芽を除去する(図2)。

第2腋芽の方が大きな芽がつくので、草勢の劣るときは第1腋芽の代わりに第2腋芽を残してもよいが、側枝が長くなるので、繁茂し、通風が悪くなる。


5.摘花

樹勢の様子を見て行うが、樹勢が強い場合には摘花せずに残しておく。

反対に樹勢が弱い場合には1番花は摘花し、樹の負担を軽くしてやる。

6.摘葉

着果直下の本葉2~3枚を残して摘葉する。

極端な摘葉をすると果実の肥大や生育が停止するので側枝葉が大きくなってから摘葉したり、展開後1ヶ月以上たった老化葉を受光体勢を考えて摘葉する。

7.摘心

4本の主枝は180~200cmに伸びたら摘心する(8月上旬ころ)。

8.かん水、その他

稲わら、刈草などをマルチ除去後(7月中旬)厚さ6~9cmになるように敷く。

夏期に乾燥したら早朝の地温が低い時間帯にかん水する。

9.収穫調整

収穫は気温の低い早朝に行い、果実に傷をつけないようにハサミで丁寧に収穫する。

病害虫対策

病気

曇雨天が多いと灰色かび病、褐色腐敗病、すすかび病が発生する。

通風、採光をよくするとともに早期防除に努める。

害虫

害虫被害が激しくなった場合、主枝株元の1芽まで切り戻し、新しく主枝を立て直し秋に向けて収穫を行ってもよい。

ただし、8月上旬までに行わないと気温が低下し収穫が秋に期待できなくなるので注意する。


協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


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