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野菜の栽培方法
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スイカ

スイカの栽培暦

栽培のポイント

  • スイカは極度に連作を嫌うため5~6年の休閑が必要である。やむを得ず連作する場合は、接ぎ木苗を利用する。
  • 乾燥に強いが、根は過湿に弱いため、排水対策を徹底する。
  • 「つるぼけ」を防ぐために基肥を少なくし、着果してから 追肥する。
  • 花粉の稔性が低くなるので、人工交配は午前9時ころまでに行う。

♦適応地域

全域


栽培管理

1.育苗

播種は、3月下旬から4月上旬に行い、約30~40日かけて本葉4~5枚の苗を作る。

苗の生育には高温(昼温25~28℃、夜温16~20℃)を必要とするため、電熱線を利用して育苗する。

トロ箱などにたい肥と土を混ぜ入れ、これに浅いまき溝を作ってスジまきし、双葉が展開したころに鉢上げする。

他の野菜と比べて苗の本数も少ないため、苗は育苗店で接ぎ木苗を購入する方が便利で安全である。

2.畑の準備

植え付け1ヶ月前に、1aあたり完熟たい肥を200kgと炭酸苦土石灰(粒)10kgを施し、よく耕うんする。

定植2週間前に基肥を施し、畝幅2.5m、株間1mの間隔で、直径50 cm、高さ15cmくらいに土を盛り上げる。

施肥例(kg/a)

肥料名基肥追肥備考
炭酸苦土石灰(粒)10 着果後追肥を行う。
野菜いちばん10 
S604 3

3.定植

十分かん水した後、ポリマルチなどで覆って地温を高めておく。

地温が確保できる5月中旬以降で、好天の日を選び、気温や地温が高いうちに定植する。

4.整枝

親づるを本葉5~6枚で摘心する。

草姿が揃った子づる3本を伸ばして重ならないように配置し、株元の不要な子づるはとり除く(図1)。

孫づるは着果節位まで取り除き、その後は放任する。

5.敷わら

つるの伸長にあわせて、つるや花が地面に触れないように、また乾燥を防止するために十分な敷わらをする。

6.追肥

生育初期から窒素が効きすぎると「つるぼけ」して着果しにくくなるので、基肥は少なくし、追肥を多くする。

追肥は、1番果の着果が確認できるころと、1番果が茶碗大のころの2回に分けて施す。

7.人工交配

15節以内の雌花は取り除く。

花粉を確認しながら、午前9時ころまでに交配する。

果実が鶏卵大のころに、1つるに1果、1株に2果となるように摘果するので、多めに交配しておく(図2)。

大玉種は鶏卵大で開花7日後、小玉種はピンポン球大で開花3日後にな ったころに標識をつけて収穫の目安とする。

8.玉直し

収穫予定の10日くらい前に、玉を横向け、花落ち部に光を当てて全体を緑化させる。

8.収穫

開花後の積算温度が小玉種で750℃、中玉種で850℃、大玉種で1,000℃で完熟する。

小玉種で交配後約30日ころ、大玉種で約40日ころを目安に収穫するとよい。

病害虫対策

病気

炭疽病、疫病、つる割病が発生しやすい。いずれも高温多湿条件下で発生しやすいので、ほ場の排水に努め、敷わらを早く、厚めに行う。

また、不要な側枝は早めに摘除し、通風、採光をはかる。

つる割病には、石灰による酸度矯正、抵抗性台木の利用も有効である。

害虫

アブラムシ類、ウリハムシ、ハダニ類が発生しやすい。アブラムシ類とウリハムシの飛来を防ぐには、シルバーマルチやシルバーストライプ入りマルチを利用するとよい。

ハダニ類の対策は、苗による持ち込み防止と、発生初期に薬剤を散布する。


協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


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