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野菜の栽培方法
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サヤエンドウ

サヤエンドウの栽培暦

栽培のポイント

  • 未熟な莢を利用するサヤエンドウと、豆が大きく成長しても莢が柔らかく、豆と莢の両方を利用するスナップエンドウ(スナックエンドウ) がある。
  • 排水不良地では湿害に弱いため排水対策を徹底する。
  • 土壌酸性に弱いため、pHの矯正を十分行う。
  • マメ類の中ではいや地現象が強く現れるので連作は避ける。

♦適応地域

秋まき:全域

夏まき:中国山地、美作台地


栽培管理

1.畑の準備

日あたりがよく、土づくりができている排水のよいほ場を選ぶ。

定植の1ヶ月以上前に1aあたり完熟たい肥200kg、炭酸苦土石灰(粒)10kgを全面散布して耕うんしておく。

定植の2週間前に、基肥を施用して畝を立てておく。夏まき栽培は、肥料を多めにする。

施肥例(夏まき) (kg/a)

肥料名基肥追肥備考
炭酸苦土石灰(粒)10 追肥は、草丈10㎝のころ、収穫始め、収穫最盛期ころに生育を見ながら行う。
野菜いちばん8 
過燐酸石灰(粒)4 
S604 3~6

施肥例(秋まき) (kg/a)

肥料名基肥追肥備考
炭酸苦土石灰(粒)10 追肥は、開花始めころから2~3回に分けて施す。
野菜いちばん4~6 
過燐酸石灰(粒)4 
S604 3~6

2.夏まき栽培

(1) 種子の準備

1aあたり種子を0.8~1.2L準備する。

畝が乾いている場合は前日に十分かん水し、夕方か早朝の涼しい時間にスジまきする。

覆土は1cmとし、鎮圧後切りわらを散布する。

春どり種子は低温にあたっていないので低温処理を以下の方法で行う。

  • 種子消毒後、水洗いして種子を十分吸水させる。
  • 日陰の涼しい場所に置き、時々混ぜ返し散水して少し発芽させる。
  • 3~5℃の冷蔵庫に10日間入れる。なお、冷蔵中は乾燥させないよう注意する。

(2) 播種

畝幅1.2~1.5mの1条のスジまきとする。

発芽後密生しているようであれば2~3cmに間引く。

その後、草丈10cmまでに株間7~10cmにする。

3.秋まき栽培

(1) 播種

1aあたり種子を300ml準備する。

つる性種は幅1.2~1.5mの畝に1条まきとし、わい性種は幅90cmの畝に1条まきとする。

播種後、1cmの覆土をして鎮圧し、切りわらを散布する。

また、補植用苗は別に準備しておく。

(2) 中耕・土寄せ

年内と2月中下旬の2回行う。

土寄せは最初から深くすると生育が悪くなるので注意する。

(3) 防寒

12月中下旬に株元にたい肥やわらを敷く。

また、支柱を利用して地面から30cmに縄またはひもを張り、わらなどを垂れ下げる(実エンドウ参照)。

4.支柱立て(共通)

つるが伸び始めるころ支柱を立てる。

支柱は畝面から2m程度の直立支柱とし、最上段は針金を張り、その間は50cm間隔でひもを3段に張る。

5.収穫調整(共通)

サヤエンドウは、種実が少し膨らみ、莢の長さが5~7cmくらいのものを収穫する。

スナップエンドウは、種実が十分膨らみ、莢の緑色が抜け始めるころに収穫する。

病害虫対策

病気

うどんこ病、褐斑病が発生する。

過湿、密植を避け、草勢を低下させないように適切な肥培管理をする。

害虫

アブラムシ類、ハモグリバエ類が発生する。シルバーポリフィルムなどの銀白色のマルチ資材を利用することで飛来を防止できる。

また、発生源、飛来源となるほ場周辺の雑草の管理も徹底する。


協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


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