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農作物

果樹の栽培方法
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スモモ

スモモの栽培暦

栽培のポイント

  • 梅雨期間中に成熟する品種が多いため、防除が重要である。
  • 自家不和合性の品種が多く、他品種を2~3割混植する。
  • 根は耐水性が弱く、空気を好むことから、排水と通気が良好なほ場で栽培する。

♦適応地域

津山盆地、美作台地


栽培管理

1.ほ場の準備

明きょ、暗きょを設置した排水のよいほ場が望ましい。

苗の植え付け1ヶ月以上前に、植栽位置に直径1~1.8m、深さ30cm程度の植穴を作り、掘り上げた土に完熟たい肥20~30kg、リンスター1kg、炭酸苦土石灰(粒)2kgを混和して植穴に戻し、高さ30cm程度の盛り土を作る。

2.植え付け

(1) 植栽間隔

列間7m×株間7mで植え付ける。

間伐樹は5年をめやすに間引く。

(2) 植栽方法

根が交差しないよう四方に広げ、深植えにならないよう覆土し、十分なかん水を行う。

切り接ぎ苗は接ぎ木部から30cm上の充実のよい部分で切り返し、支柱に誘引する。

3.整枝せん定

(1) 整枝法

開心自然形整枝とする。

主枝(最も太い枝)を2~3本とり、そこから亜主枝(次に太い枝)を2本出した骨格を作る。

主枝、亜主枝の先端は上に向ける(図1)。


図1 開心自然形2本主枝整枝(左:平面図、右:側面図)

(2) せん定

骨格枝となる主枝、亜主枝を確認後、それらの生育を妨げる徒長枝や不要な枝を基部から間引く。

骨格枝の先端を充実したところで切り返し、先端から順にせん定を進め、側枝(骨格枝より小さい枝)、結果枝(側枝より小さい枝、実をつける枝)を均等に配置する。

大石早生は、樹勢が強いので間引きせん定を中心に行い、樹を拡大し、成木になるにしたがい切り返しせん定を多くする。

サンタローザ、太陽は、樹勢が強く直立性で生理的落果が多いので、さらに強せん定を避け、樹を拡大する。

ソルダムは、枝が下垂し、衰弱しやすいので、側枝、結果枝の切り返しせん定を中心に行い、樹を小さく維持する。

4.新梢管理

5~6月に骨格枝背面から発生した新梢は基部から20~30cm程度残して切除する。

5.結実管理

果実が親指大になったころから最終着果量の1.4倍程度に摘果を始め、満開後60日ころに仕上げ摘果を行う。

摘果のめやすは、1短果枝に1果とし、大石早生では7~8cm間隔に1果、ソルダム、サンタローザ、太陽などの大玉品種は8~12cm間隔に1果残す(図2)。

縦径が長く緑色の濃い果実は大玉になりやすいので残し、奇形果、病害虫被害果、上向き果を摘果する。


6.収穫

収穫適期は果皮の色や食味で判断する。

スモモは成熟後の日持ちが短いものが多く、また、降雨で裂果し、傷みやすいのでやや早どりする。

7.土壌管理

樹から2mほど離れた位置に深さ40~50cmの溝や穴を掘り、掘り上げた土に完熟たい肥(100~200kg/a)を混和して埋め戻す。

土壌改良は一度に行わず、5~6年かけて樹のまわりを計画的に行う。

8.施肥

施肥例(kg/a)

肥料名樹齢基肥礼肥備考
S604(実肥、礼肥)
果樹いちばん(基肥)
1~240礼肥:7月~8月下旬 (収穫終了後)
基肥:10月
3~44.52
5~6.52.5

※水田転作園では減肥する。

病害虫対策

ふくろみ病、灰星病、アブラムシ類、カイガラムシ類、シンクイムシ類、コガネムシ類に注意する。

ふくろみ病は、発芽前防除で果実への発病を防ぐ。

協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


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