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果樹の栽培方法
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カキ

カキの栽培暦

栽培のポイント

  • 甘ガキは7月の平均気温が25℃以上の地域が適しておりこれより低い地域では渋みが残る。
  • 一品種でも結実するが、受粉樹(禅寺丸、正月など)を混植すると、実止まり、果実品質が向上する。
  • 晩霜地域では結実が確保できないので栽培を避ける。

♦適応地域

甘ガキ:津山盆地・美作台地

渋ガキ:全域(晩霜地域は除く)


栽培管理

1.ほ場の準備

明きょ、暗きょを設置した排水のよいほ場が望ましい。

苗の植え付け1ヶ月以上前に、植栽位置に直径1~1.8m、深さ50cm程度の植穴を作り、掘り上げた土に完熟たい肥30~50kg、リンスター1~2kg、炭酸苦土石灰(粒)2~3kgを混和して植穴に戻し、高さ15cm程度の盛り土を作る。

2.植え付け

(1) 植栽間隔

列間7m×株間7mで植え付ける。

(2) 植栽方法

直根を植穴にまっすぐにし、その他の根は四方にできるだけ均等に広げる。

接ぎ木部分が地上に出るよう浅植えし、覆土後に十分なかん水を行う。

苗木は接ぎ木部分から40~60cm上の充実よい部分まで切り返し、支柱に誘引する。

3.整枝せん定

(1) 整枝法

カキは枝が直立しやすいので、若木の時は変則主幹形(立木)に仕立てる(図1)。

7~8年たって主枝(主幹から発生した最も太い枝)が十分育ったら、主幹(芯枝)の上部を切り下げ、3~4本主枝でそれぞれ2本の亜主枝(主枝の次に太い枝)が発生した開心自然形(横に開いた低木)へ変更する。

ただし、富有、太秋、西村早生など枝を横へ拡げやすい品種は、最初から2~3本主枝の開心自然形(図2)に仕立ててもよい。

(2) せん定

骨格枝となる主枝、亜主枝を確認後、それらの生育を妨げる長大な枝や不要な枝を基部から切除する。

骨格枝の先端を充実したところで切り返し、先端から順にせん定を進め、側枝(骨格枝より小さい枝)、結果母枝(側枝より小さい枝で、実をつける枝)を均等に配置する。

結果母枝の先端部に花芽が付くので、切り返さず、混み合っている結果母枝を間引く。


4.新梢管理

骨格枝背面から発生し、日当たりを悪くしたり樹形を乱す新梢は早めにとり除く。

5.結実管理

毎年安定して果実生産するために摘蕾、摘果を行う。

摘蕾は蕾の形がわかるようになる5月中旬ころに行い、10cm以下の新梢は0個、10~20cmが1個、20cm以上が2個程度にする。

摘果は6月下旬~7月上旬に病害虫被害果、変形果、上向きの果を中心に摘果する。

西条では葉15~20枚あたりに1果、その他の品種では葉20~25枚あたりに1果残す。

6.収穫

果実全体が色付いてから収穫するが、西条などの渋ガキは脱渋処理で果頂部が軟化しやすくなるので、やや早めに収穫を行う(ヘタ周辺にわずかに緑色が残る状態)。

7.土壌管理

樹から2m程度離れた位置に深さ50cm程度の溝や穴を掘り、掘り上げた土に完熟たい肥(200kg/a)を混和して埋め戻す。

5~6年かけて樹のまわりを計画的に行う。

8.施肥

施肥例(kg/a)

肥料名樹齢基肥礼肥追肥備考
S604(実肥、礼肥)
果樹いちばん(基肥)
1~23.600基肥:12月
礼肥:10月中下旬
追肥:6月下旬
3~441.51
5~651.91.3
7~832

※地力、樹齢、結果量により加減する。

病害虫対策

落葉病、炭疽病、黒星病、うどんこ病、カキノヘタムシガ、カキクダアザミウマ、イラガ類、カメムシ類に注意する。休眠期に落葉の処理、粗皮削り、病枝除去など耕種的防除に努め、病害虫の発生を抑える

協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


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