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農作物

果樹の栽培方法
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イチジク(蓬莱柿)


ウメ

ウメの栽培暦

栽培のポイント

  • 自家不和合性が強いので受粉樹を20~30%混植する。
  • 開花が早く、花や幼果が凍害を受けやすい場所は避ける。
  • 梅は耐水性が弱いので、排水対策を徹底する。

♦適応地域

津山盆地、美作台地


栽培管理

1.ほ場の準備

明きょ、暗きょを設置した排水のよいほ場が望ましい。

苗の植え付け1ヶ月以上前に、植栽位置に直径1~1.8m、深さ30cm程度の植え穴を作り、掘り上げた土に完熟たい肥40~50kg、リンスター2~3kg、炭酸苦土石灰(粒)3~5kgを混和し、高さ30cmの盛り土を作る。

2.植え付け

植栽間隔

列間8m×株間8mで植え付ける。

植栽時期

2月下旬~3月上旬の発芽前。

植栽方法

根が交差しないよう四方に広げ、接ぎ木部分が地上に出るよう浅植えし、覆土後に十分なかん水を行う。

苗木は接ぎ木部分から45~60cmの充実のよい部分で切り返し、支柱を立て誘引する。


3.整枝せん定

(1) 整枝法

開心自然形整枝とする。

主枝(最も太い枝)を2~3本とり、そこから亜主枝(次に太い枝)を2本出した骨格を作る。主枝、亜主枝の先端は上を向ける(図)。

(2) せん定

骨格枝となる主枝、亜主枝を確認後、それらの生育を妨げる長大な枝や不要な枝を基部から間引く。

骨格枝の先端を充実したところで切り返し、先端から順にせん定を進め、側枝(骨格枝より小さい枝)、結果枝(側枝より小さい枝、実をつける枝)を均等に配置していく。

南高、小梅類は成木になると骨格枝先端が下垂しやすいので、勢いのよい1年枝まで切り戻す。

小枝(緑枝)の発生が多く、それらは切り返さずに残し、結果枝として利用する。

鶯宿、玉英、白加賀は小枝(緑枝)の発生が少なく、その扱いは南高と同じ。

勢いのよい1年枝が多く発生するので、それらの一部は先端を軽く切り返して翌年の結果枝として育成する。大きな切り口には保護剤を塗布する。

4.新梢管理

骨格枝背面から発生する新梢は5月中にねん枝、摘心(摘みとり)する。

それに加えて、南高、小梅類では8月中下旬に基部が褐色化した新梢を間引く。

5.結実管理

栽培品種のほとんどが自家不和合性なので、花粉の多い小梅類(甲州小梅、小粒南高など)を受粉樹として3割程度混植する。

6.収穫

利用目的に合わせて適熟果を収穫する。

青ウメ(梅酒、カリカリ梅用)は果梗部から果頂部に向かって果面の半分程度まで毛じが脱落し光沢を発するころ、漬けウメ(梅干し用)は果実が黄ばみ始めるころが収穫の目安となる。

7.土壌管理

樹から2mほど離れた位置に深さ40~50cmの溝や穴を掘り、掘り上げた土に完熟たい肥(100~200kg/a)、炭酸苦土石灰(粒)(10kg/a)、リンスター(6kg/a)程度を混和して埋め戻す。

土壌改良は一度に行わず、5~6年かけて樹のまわりを計画的に行う。

8.施肥

施肥例(kg/a)

肥料名樹齢礼肥基肥実肥備考
S604(実肥、礼肥)
果樹いちばん(基肥)
1~21.21.20.6礼肥:7月中下旬
基肥:10月上中旬
実肥:4月上旬~5月上旬
3~42.22.21.1
5~63.23.21.6
7~84.24.22.1
9~5.25.22.6

※地力、樹齢、結果量により加減する。

病害虫対策

かいよう病、黒星病、すす斑症、アブラムシ類、カイガラムシ類、コスカシバの発生に注意する。

黒星病は4~5月が多雨の年、収穫前に枝や果実に発生しやすいので、防除に努める。

コスカシバは樹皮の粗い南高、小梅類での被害が多く、枝幹に虫ふんの排出が見られたら、排出部を削って幼虫を捕殺するか、上から金づちで叩きつぶす。

協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


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