HOME ≫ 営農情報 ≫ 花卉の栽培方法 ≫ ラークスパー

農作物

花卉の栽培方法
前へ

ユリ


ラークスパー

ラークスパーの栽培暦

栽培のポイント

  • リゾクトニア属菌による立ち枯れ、開花期の灰色かび病対策が重要である。
  • 多肥栽培を嫌う。
  • 切り花後、鮮度保持剤の処理が必須である。

♦適応地域

全域


栽培管理

1.育苗

(1) 播種

発芽適温は15℃前後であり、適期に播種すれば10~14日くらいで発芽してくる。

5cm間隔でスジまきし、種が見えなくなる程度の覆土の後、十分かん水する。

(2) 育苗管理

過湿だと発芽不良となるので、やや乾き気味に管理する。

発芽後2週間程度で本葉が出始める。

この時期から本葉2枚展開時が定植適期である。

2.施肥・土づくり

定植1ヶ月前に1aあたり完熟たい肥200㎏、炭酸苦土石灰(粒)を施用し、耕うんする。

土壌のpHは6.5程度が望ましい。

施肥例(kg/a)

肥料名基肥追肥備考
炭酸苦土石灰(粒)20 前作がある場合は基肥なし
野菜いちばん8 

※追肥は適宜、液肥を施用する

3.定植

畝幅100cm(通路50cm程度)とし、15cm角のフラワーネットを設置し、条間30cm、株間15cmの2条植えとする(図)。


4.管理

(1) かん水

ラークスパーは乾燥を好むが、定植後3週間程度までは乾燥しすぎないようにかん水する。

活着後は、よほど降雨が少ない場合を除き、ほとんどかん水の必要はない。出蕾後は水を与えない。

(2) 摘心、整枝

本葉8~10枚時に生長点部を耳かきなどでかぎとるか、春になって茎が伸び始めたらその先端を摘みとる。

摘心後発生してくる芽が伸びて切り花できる。

特に芽整理の必要はないが、すべての芽が切り花できるわけではない。

摘心が遅れると、ボリュームのない花になる。摘心部位には灰色かび病が発生しやすいので注意する。

(3) 心止まり症対策

ラークスパーは茎が伸び始めるころから、出蕾ごろまでの間に、茎先端が壊死する心止まり症が発生しやすい。

カルシウム(石灰)欠乏が原因とされるが、土壌中に石灰が十分に含まれていても発生する。

発生する前にカルシウムの葉面散布資材を1,000倍程度で7~10日おきに葉面散布すると症状軽減の可能性がある。

5.収穫・出荷

切り前は花穂の3割程度開花が目安となる。

切り花後は速やかに、鮮度保持剤(STSを含むもの)で処理する。

処理しないと、花弁が脱落し観賞期間が著しく短縮する。

病害虫対策

病気 (1) 立ち枯れ性の病気

リゾクトニア属菌による立ち枯れが多く、ラークスパー栽培で最も問題になる病気である。

ピシウム属菌や灰色かび病菌によっても立ち枯れ症状を呈することがある。

(2) 茎葉の病気

摘心した傷跡や心止まり発生部位、花弁には灰色かび病が発生しやすい。

茎が伸び始めたらかん水を減らし、高湿度にならないよう気を付ける。

その他、べと病が発生する。

害虫

スリップス類による花弁の脱色、ヨトウムシ類による食害(特に花蕾)が目立つ。


協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


前へ

ユリ



このページの先頭へ