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花卉の栽培方法
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シンテッポウユリ

シンテッポウユリの栽培暦

栽培のポイント

  • 露地栽培のため生産費も少なく水田転作作物としても、有利な作目である。
  • 育苗時に保温できるハウスが必要である。
  • 苗は軟弱にならないように間引き、無病の苗を作る。
  • 育苗時の葉枯病の発生に十分注意する。
  • 定植後の生育不良は、輪数の低下につながるので、注意する。
  • 播種から1年以内に切り花ができ、種苗費が比較的安く、7月~9月の出荷となる。
  • 品種を組み合わせることにより切り花期間を長くすることができる。

♦適応地域

全域


栽培管理

1.育苗

種子は1aあたり2~3dl購入し、水田跡のハウス内に播種する。

1平方メートルあたり完熟たい肥3kg、炭酸苦土石灰(粒)150g、野菜いちばん100gを施用し、耕うんする。

床幅 120cm程度の畝を作り、ばらまきする。

密植になると苗が軟弱になるので、やや広めに播種する。

播種後、砂などで覆土し、くん炭を表面にまき、ポリフィルムなどを直に被覆後、小トンネルをして、温度を確保する。

発芽してきたら、ポリフィルムなどを除き、トンネルのみにする。

混んだところは、間引き、徐々にトンネルなどを除き、定植までに外気に慣らしておく。

少量であれば、育苗箱に播種してもよい。

2.施肥・土づくり

ほ場の施肥や耕うんは適湿な時に行う。

1aあたり完熟たい肥300kg、炭酸苦土石灰(粒)を施用し、耕うんする。

前作によって施肥は、調整する。

施肥例(kg/a)

肥料名基肥追肥備考
炭酸苦土石灰(粒)10  
野菜いちばん2412 

3.定植

(1) 定植基準

畝幅140cm(通路幅50cm)を基準に畝を立てておく。

通路を広めにとると、管理がしやすい。

(2) 定植

本葉が3~5枚になったら、定植適期である。

定植までに外気に慣らしておき、晩霜がなくなってから定植する。

育苗床から掘りとった苗は、根を乾かさないように注意し、株間、条間とも12~15cmの間隔として倒れない程度に浅植えとする。

定植したら、十分にかん水し、活着を促す。

雑草対策として、黒マルチをして定植する場合、葉が黒マルチに触れると、焼けることがあるので、注意する。

4.管理

(1) かん水

かん水は適宜行う。

生育初期には、こまめなかん水を行って、生育を促し、必要に応じて、畝間かん水を行うが、畝間に長く水がたまらないように注意する。

(2) ネット張り

ユリは草丈が1.5m程度になる。

倒伏を防止するため、草丈が20~30cmになるまでに12~15cm角のネットを張る。

ネットの端は丈夫な支柱を用い、途中の支柱は2m間隔を目安に立てていく。

生育に応じ、倒れないように引き上げていく。

台風や強風時には、支柱などをしっかり打ち込み補強する。

5.収穫・出荷

収穫は、蕾が緑から白く抜ける時が適期である。

気温の高い時期は生育が早いので、こまめに観察する。

開花したものは、適期を過ぎているので、収穫時期に注意する。

病害虫対策

病気

一般に、病害は、降雨後や湿度が高い時に発生しやすい。

特に葉枯病は、降雨時期の防除を徹底する。

予防散布に努め、発生したら早期に防除する。

アブラムシ類がウイルス病を媒介することもあるので、防除する。

害虫

定植時に粒剤の殺虫剤を植え穴に入れると、初期の虫害発生が抑えられる。

観察をこまめに行い、害虫の発生を早期に発見し、防除する。

害虫は乾燥時に発生しやすい。

小さい害虫(ハダニ類、スリップス類、アブラムシ類)の発見が遅れ、難防除になりやすいので、気象条件や周りの植物にも注意をはらい、早期防除に努める。

協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


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