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花卉の栽培方法
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シキミの栽培暦

栽培のポイント

  • 耐寒性は強いが暖地の方が生育が早い。
  • 夏の高温乾燥に弱いので、西日が早くかげる南東向きの土地を選ぶ。
  • 株によって品質のばらつきが大きいので、品質のよい株を栽培する。
  • 枝物の中では病害虫の発生が多い。
  • やや粘質で、有機質に富む、排水性・保水性のよいやや酸性土壌(pH5.5~6.0)がよい。
  • 水はけの悪い土地では排水対策を行わないと生育不良、枯死の原因となる。

♦適応地域

全域(ただし、耐寒性は強いが暖地の方が生育が早い)。


栽培管理

1.1年目の管理

苗は2~3年生苗を購入する。

定植30日前に施肥、耕うんして低木仕立てでは1.5m幅、高木仕立てでは1.2m幅の畝とする。

4月上旬に、低木仕立てでは株間60cmの2条で1aあたり220本植え、高木仕立てでは株間90cmの1条で1aあたり90本植えとする。

根を乾燥させないように注意し、浅植えにする。

定植後はたっぷりかん水して活着を促す。

定植初年度は特に寒害を受けやすいので注意する。

施肥例(kg/a)

肥料名基肥追肥備考
野菜いちばん4各46月、10月

2.管理

(1) かん水

乾燥は生育を極度に抑制するため、降雨が少ない場合は適宜かん水が必要である。

梅雨明け後は乾燥防止に敷わらを行う。

(2) 除草

定植初年度は黒ポリマルチ、敷き草、敷わらなどで雑草の発生を抑える。

除草剤を使用する場合は、シキミの茎葉にかからないように散布する。

(3) 仕立て方

低木仕立てまたは高木仕立てにする。

積雪の多い地域では、雪害回避のため高木仕立てにする(図1)。

低木仕立て

定植2~3年で主枝が1~1.5mになれば、立った強い枝を約3本残し、地上20cmくらいで台切りする。

高木仕立て

定植3~5年で1.5~2m程度にし、立った強い枝を約3本残し、地上1m前後で台切りする。

いずれの仕立て方でも、残した枝が1m程度伸びたら15cm程度まで切り詰め、そこから出る立った強い枝を3本残して弱い枝や下垂した枝は除去する。

その後も同様に整枝する。

枝を下垂さすと、葉面が一方向に向き軟弱になるため品質が低下する。


図1 シキミの整枝

(4) 芽摘み

7月に頂芽が1本だけ伸びてきた場合は、芽を摘みとる。

10月末ころ、遅くに伸びてきた柔らかい芽は、凍害を受け枝枯れの原因になるので、摘みとる。

3.収穫・出荷

周年切れるが、3月の彼岸前、8月の盆前、9月の彼岸前、年末が主体となる。

4~5月の新梢の伸長期に多く切り枝すると樹勢が弱るので注意する。

新しい芽が切り枝できるまでには少なくとも1年を要するので、計画的に収穫する。

病害虫対策

病気

黒しみ斑点病に注意が必要である。

その他、炭疽病や褐斑病が発生する。

害虫

シキミグンバイ、アブラムシ類、シキミモンフシダニ、サビダニ類、ハマキムシ類、カイガラムシ類などが発生する。

いずれも、発生初期に防除する。

協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


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