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作物の栽培方法
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こんにゃく

こんにゃくの栽培暦

栽培のポイント

  • 植え付けから掘り取りまでの生育期間は150~180日。
  • 過湿に弱いが、乾燥にも弱い。
  • 再生力が弱いので、強風のあたらない場所で栽培する。
  • 「肥料ではなく、地力で獲れ」=土づくりが大切なポイント。

♦適応地域

中国山地


栽培管理

1.土づくり・ほ場の準備

冬期から早春にかけて、地力向上のため完熟たい肥を1aあたり20~40kg施用する。

また土壌のpHは5.5~6.5に矯正する。pHが高くなりすぎると生育不良になりやすいので注意する。

連作ほ場は、3~4年に1回25~30㎝程度の深さに深耕して、根張りの促進と土壌水分の安定をはかる。

2.植え付け

(1) 種いもの準備

種いもの良否は生育・収量に直接影響するので、植え付け前には主芽の萌芽状況や活力、病害の有無などをチェックしながら選別を行う。

種いもの見分け方

(2) 時期及び方法

中国山地では、4月下旬~5月下旬が植え付けの適期である。

年生別の植え付け順序は、萌芽の早い高年生のものから行い、生子(1年生)はやや遅植えがよい。

日照の少ない場所はやや疎植にし、南斜面や風当たりの強い場所は密植気味に植える(図1、図2)。

植え付け間隔の目安
←1~2年生は種いもを5つ並べて中3つ抜く

植え付け間隔の目安
←3~4年生は種いもを6つ並べて中4つ抜く

図1 植え付け間隔の目安(黒いもが植えつけ場所)

表 栽植距離の基準

年生種いも1個重(g)畝幅(cm)株間(cm)種いも量(kg/a)
15~12503~1030~50
230~7050~6012~2050~70
3120~30050~6025~45100~120
4400~60050~6050~60140~180

植え付けの深さは6cmとし、2年生以上の種いもは、45度程度傾けて植える。


3.施肥

施肥は、培土の直前と生育期間中の2回に分ける。

施肥例(kg/a)

肥料名基肥追肥備考
野菜いちばん10畝上に施用し、培土時に土壌と混和する。7月下~8月上旬に葉色を見て追肥する。
S6041

4.雑草対策

土壌の乾燥や浸食防止、病害や雑草発生防止のために、中耕・培土後に敷き草を行う。

刈草や落ち葉、稲わらなどを土の表面が見えなくなるくらいまで敷く。

敷き草後に開葉し、順調な生育をすれば葉が地面を覆うので雑草が問題となることは少ない。

雑草の多いほ場は、培土直後と生育期(畝間処理)に除草剤を使用する。

5.中耕・土寄せ

こんにゃくが出芽し始めるころを見計らって、畝間を中耕して土寄せを行う。

培土の厚さは3~6㎝で、種イモの大きさによって調整する。

6.収穫・乾燥

10月中下旬になり、大部分の葉が黄変して倒伏するようになったら、できるだけ早く掘り取る。

畑が乾いている時を選び、晴天の午前中に行うのがよい。

掘り取り後は、直射日光に半日ほどあてる。

また、種いも貯蔵は日あたりや風通しのよい場所で薄く並べて十分乾燥させ(予備乾燥)、芽を下あるいは横に向けて、7~8℃(生子は10℃)、湿度70~80%を保つように貯蔵する。

病害虫対策

こんにゃく栽培では、自家採種による連作が行われることが多いため、種いもの不良化や土壌条件の劣悪化による病害発生が考えられる。

発生する主な病害は、腐敗病や葉枯病、白絹病、根腐病などである。

これらの発生を防ぐためには、傷のない健全な種いもを使用することや、病害発生ほ場での連作を避けること、排水良好で風あたりの少ない場所で栽培することなどが挙げられる。

協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


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