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農作物

作物の栽培方法

小豆

小豆の栽培暦

栽培のポイント

  • 連作は嫌うので、3年以上の連作はしない。
  • 湿害に大変弱いので、排水対策を徹底する。
  • 早まきは、「蔓ぼけ」の原因になるので適期播種を行う。
  • 病害虫の被害を受けやすいので、適正に防除する。

♦適応地域

全域


栽培管理

1.土づくり・ほ場の準備

地力向上のため、完熟たい肥を1aあたり100kg散布する。

また、土壌pHの矯正のため、炭酸苦土石灰(粒)1aあたり10kg散布する。

特に、連作の場合は、連作障害が出やすいので、深耕や土づくりを心がける。

小豆は、大豆よりも湿害に弱く、排水良好なほ場で栽培するのが原則である。

水田で栽培する場合は、畝立て栽培、明きょ、暗きょなど十分な排水対策が必要である。

2.播種

小豆は、早まきすると、蔓ぼけ(蔓化)しやすく、着莢数の減少、倒伏の発生など、収量、品質の低下の大きな要因となる。

地域と品種に応じた適期播種を行う。

播種時期

7月上中旬(肥沃なほ場で過剰生育が予想される場合はやや疎植にする)

種子準備

前年モザイク病が発生した場合は、種子更新する。

播種量

1aあたり0.3~0.4kg

栽植密度

条間60~70cm×株間20cm(1株2粒まきで深さ3cm程度)

病害虫防除

アブラムシ(モザイク病)防除のため、殺虫剤を植穴に施用する。

3.施肥

小豆は根粒菌の働きにより窒素供給されるので、窒素は控えめにして、リン酸とカリを重点に施用する。

また、野菜跡などで肥料分が残っている場合は、窒素は無肥料とする。

施肥例(kg/a)

肥料名基肥追肥備考
大豆化成3 
リンスター302
炭酸苦土石灰(粒)10

4.雑草対策

播種後に、除草剤の散布を行う。

なお、播種精度、除草剤の効果を高めるためにも、播種前の耕うん・砕土を丁寧に行う。

5.中耕・培土

中耕・培土は、本葉4~5枚(播種20~30日後)から2回程度雑草防除を目的に実施するが、根を傷めないように、開花期までには終えるようにする。

6.収穫、乾燥、調製

小豆の開花期間は、35~40日と長いため、一斉に成熟しない。品質のよい物を収穫するためには、成熟した莢から順次摘みとることが望ましく、3回程度に分けて収穫する。

一斉に収穫する場合には、莢の70%程度が成熟したころに株ごと収穫する。

なお、収穫が遅くなると、裂莢してしまうので注意する。

収穫した小豆は、島立て、架干しなどで乾燥する。

子実水分が15~18%程度になってから、ビースレッシャーなどで脱穀する。

病害虫対策

モザイク病
(アブラムシ類)

種子伝染により発病した株からアブラムシ類で健全な株に伝染し発病する。

葉にモザイク状の症状や縮れが生じ、株が萎縮する。

また、着花、着莢が悪くなる。

フキノメイガ

この幼虫は小豆の葉柄や茎や莢などに侵入し、葉柄や茎折損や莢内の子実の食害など多大の被害を及ぼすことがある。

マメシンクイガ

幼虫が莢の中に侵入し、内部の子実を食害し、「くちかけ豆」となる。

アズキゾウムシ

貯蔵中の害虫で、保存条件が悪いときに多発生することが多い。

特に、保存時の子実水分が高いと発生するので、乾燥を十分に行うとともに、乾燥した冷所で保管する。

協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター




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