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連作障害

連作障害は、同じ種類の作物を同じ畑に連作したときに、生育や収量、品質などが低下する現象である。

原因としては病原菌や有害センチュウの増加など生物的要素の悪化が多いが、要素欠乏、土壌の酸性化、塩類の集積、有害物質の蓄積などの化学要素の悪化が原因となる場合もある。

連作障害の多発にともなって、次のような対策を行う。

1.青刈作物の導入

野菜の作付けの合間に青刈作物を作付け、そこで得られる有機物を土にすき込む方法である。

青刈作物の条件としては、

  1. 前後作の作物と種類・性質がことなり、共通する病害虫が少ないこと
  2. 栽培が容易で生育がはやく、短期間で多量の有機物が生産できること
  3. 土にすき込んだあと、有機物の持続性があること
  4. 養分の吸収力が高いこと
  5. 種子の入手が容易であること

などである。

こうした条件を満たす作物としてはイネ科・マメ科などの作物がある。

2.深耕

トラクターなどの大型機械の走行で踏み固められ、硬盤が形成されやすくなっている。

硬盤が形成されると、深い層への根の伸長が妨げられ、また、排水が悪くなって湿害が出やすくなる。

したがって、プラウ耕やトレンチャーによる溝掘りなどによって25cm以上の深耕を行い、根の伸びる範囲を拡大することが大切である。

3.たん水処理

野菜畑のような、酸素が豊富にある土壌に生息している微生物(好気性微生物)は、水田のようなたん水状態のもとにおかれると酸素不足になって死滅するものが多い。

そこで、たん水処理することによって、ある種の土壌病害の発生をおさえることができる。

また、たん水処理には、集積した塩類を流し去る効果もある。

4.土壌消毒

土壌消毒には、薬剤による方法と熱による方法があり、いずれも予防的な意味が強い。

土壌消毒は、土壌中のすべての生物を死滅させるので、消毒後に他の畑などから病原菌が持ち込まれると、急激に増殖する危険性がある。

したがって、消毒後は農機具や種子などによって病害虫を持ち込まれないように注意するとともに、良質な有機物を施し、微生物の働きを回復させなければならない。


5.ほ場衛生

病気にかかって途中で廃棄する株や栽培終了後の株は、ほ場から外へ持ち出し、安全な場所で焼却するなどして処理する。

また、ほ場内だけでなく、ほ場の周囲や生産地全体を衛生的に保ち、病害虫の伝染・侵入を防ぐことが大切である。

協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター


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